自分で決める人生

子供2人を捨てて突然出て行ったモラ夫と戦う記録ブログ

弁護士選び

弁護士選びはとても大事です。

 

私は、弁護士さん一人に決めるまでとても迷いました。無料相談を含め、3人ほど何回か相談に行きました。

 

1人目は不倫や離婚に強い弁護士さんでした。本当に弁護士さんというイメージそのものの感じの方で、少し無愛想かなと思いましたが、的確なアドバイスをして頂きました。

 

2人目は親の知り合いの弁護士さんを紹介してもらいました。とても誠実そうな弁護士さんでした。だいぶ年上だったためか、私的に少し話しにくいかなと思いました。

しかし、親権や子供のことに強い弁護士さんで心強いと思いました。

 

3人目は大きな事務所の弁護士さんです。この方が一番気さくで話しやすかったです。離婚の他にもいろいろな分野を扱っている方でした。これからどうなる可能性が高いか、どんなリスクがあるのか教えてくれました。

 

そしてそれぞれ何回か相談に行ってみて、最終的に決めたのは1人目の弁護士さんです。

 

当時私が一番困っていたのは、不倫相手の存在でした。

相手に対してまずはどう進めればいいのか、どのように対応していけばいいのか教えてくれました。離婚するか、しないかはその後ゆっくり決めればいいと教えてくれました。

そして、できるだけ自分で進めることということも教えてくれました。

もちろん、全てを弁護士さんに任せることもいいと思います。夫婦の間に入ってもらい、進めてもらえれば安心ですし、何より自分の負担が減ります。

 

弁護士さんによると、この件は、婚姻費用の調停も、離婚調停に進んだとしても、自分一人で進めれると言われました。調停の中で、離婚したくないと主張すればそれで終わるからです。有責配偶者から離婚請求されても、すぐにはできないからです。

 

弁護士さんに後押しされて、不安もありましたが、アドバイスしてもらいながらできるだけ自分で進めることを決めました。

 

弁護士さんのことをどれだけ信頼できるか、そして自分との相性もとても大事だと思います。

不倫のことで、頭の中も混乱していて、正直弁護士さんさえ本当に信用していいのかと、わからなくなっていました。

これからの自分の人生の選択を一緒に考えてくれる人、道筋を立ててくれる人です。自分に合った方を、自分が納得できるまで探すべきだと思います。

 

モラハラの兆候

モラ夫のことは昔は優しい人だと思っていました。結婚前も人として優しいと思っていたし、結婚後も子煩悩だったし、家事も協力的でした。

でもそれはもしかしたら作っていた姿で、本当の姿は自分のことしか考えていない、自分勝手な人というのが本性なのかと思います。そう思うと、よくそんな人間と生活していたなと怖いですが、思い返すと、おかしいなと思う点がやはりあります。

一緒に住んでいることで、一緒にいること、家族であることが当たり前で、おかしいと思っても仕方ないなと流していました。そんな自分に後悔しています。

 

けんかになると無視されました。気まずいのが嫌で、早く仲直りしたい私は自分から謝ることが多かったです。最低限なことしか話しかけなくても、何をしても無視されました。何日も無視されるともう本当にしんどかったです。相手の機嫌が治るまで待つしかなかった。そして自分から謝ることもなく、自然に治るという感じでした。

 

そして、友達の前で私を下げる発言。何もできないって言われていました。専業主婦でしたが、家事と子育てしっかりやっていました。家で私が言われるのはまだしも、友達の前でそのように言われたり冷たくあしらわれるのも納得いかなかったです。

私は、友達の前では、特にモラ夫の友達の前ではちゃんとモラ夫をたてていました。

 

そしてモラ夫典型的な例でもある、運転です。機嫌が悪くなったりすると私や子供を乗せていても、急発進急ブレーキ、スピード出すなど、人が変わったかのようでした。危険でしたし、何度やめてと言っても治りませんでした。

 

このように、モラハラの兆候はあったと思います。でも私は、このようなことがあった後は機嫌が良くなってからですが、なおしてほしいといつも伝えていました。

しかし治らなかったし、不倫し出した時にはさらにどんどんひどくなっていきました。

私自身、自分はちゃんとできていない、ダメなんだと常に思い込んでいました。

周りの人に意見などを聞いたりする中で、いかに自分がマインドコントロールされていたか知りました。早く気づくべきでしたが、なかなか難しいことかと思います。気づいたとしても、では離婚に向けて動くのか、というと、子供がいるため我慢せざる負えないかもしれない。

しかし、人生一度きり、モラ夫の機嫌ばかりうかがって、我慢してばかりいる人生は損だと思います。今になって、別居してみて、この選択をとったこと、本当に良かったと思っています。

 

婚姻費用分担請求に向けて

モラ夫が出て行った後、すぐに婚姻費用の調停を申し立てました。

私は昔から持病があり、専業主婦でした。なので離婚のことよりもまずは子供と自分の生活に不安がありました。

モラ夫は話し合いのとき、婚姻費用の調停をすることをとても嫌がっていました。

当時、離婚についてどうするかまだ決められなった私は、モラ夫に離婚はできないと伝えていました。そのため、いつ離婚ができるのか先が見えないので嫌がっていたのだと思います。

 

とにかくお金を払いたくない、とにかく早く離婚したい、そんな状態の人はいつお金を払わなくなるのか分かりません。話し合いでは、こちらの希望通り払おうという姿勢もなく、金額を少しでも歩み寄ることのなく、全く折れることがないので、話し合いも進みませんでした。

調停したくないと言われても、そんな状況では申し立てするしかありません。

婚姻費用の調停ではほとんど算定表の範囲で決まることが多いかと思います。

しかしモラ夫その算定表通りも全く払う気がありませんでした。

子供二人の将来のことなど何も考えていないことに、本当に絶望感と怒りでいっぱいでした。

 

調停で決まったことは強制執行力があるので、相手が調停内容を守らなければ、給料や

預貯金を差押さえできます。

そして、別居中、同居中に関係なく、収入印紙や切手代など少額の金額で申立てることができるので、話し合いがうまく進まなかったり、そもそも相手と話せない場合、とても有効な手段と言えると思います。

婚姻費用

別居して生活する夫婦でも、経済面において互いに助け合って生活する義務があります。婚姻生活に必要となる婚姻費用は、夫婦がその収入と資産に応じて分担しなければなりません。また、婚姻費用は、離婚又は別居が解消されるまで認められるのが一般的です。

 

モラ夫は不倫をして、その女と一緒になるために出て行きました。

 

さらには自分の非を認めず、この婚姻費用と言うものを払いたくないと言い張っていました。最低限の養育費なら払うつもりだけど、婚姻費用は払わないと。

そんな都合のいいことが通るわけがありません。

 

私は、しっかりと自分の罪を認め、子供のことはちゃんとみていきたい、支えていきたいという気持ちがほしかったのです。しかしモラ夫から出る言葉は、誠意のかけらもありませんでした。

極力お金を出したくないというモラ夫。それは、不倫相手との未来や、自分のことが、子供よりも大事だと宣言しているようなものでした。

 

別居したら、相手が勝手に出て行ったら、一刻も早く婚姻費用分担請求をするべきです。口約束で払うと言われたとしても信用できません。もしもその時、生活費を自分が管理していたとしても請求すべきです。

婚姻費用分担請求調停をした場合、婚姻費用は、調停申立時から認められるのが一般的です。別居して数カ月経過してから婚姻費用の調停を申し立てたとしても、別居から調停申立時までの間の数カ月間については、過去に蘇って婚姻費用をもらえないことが多いです。

もちろん、別居のための公正証書を作るというやり方もありますが、公正証書は相手も交えて作るので、金額や内容ともに夫婦で意見が一致してないと難しいです。

夫婦で公証役場というところに出向く必要性があり、最終的に相手が来ない場合もあります。

弁護士さんによると、公正証書よりもやはり裁判所で調停を通して作られた調書の方が強力だそうです。

 

状況はどうあれ、まずは子供の生活費、学費などしっかりと確保することで今後のことをゆっくりと考えれるのです。

まずは証拠

浮気されている場合、その後離婚するのか、再構築するのか、自分がどうしていきたいのかと決めることよりも何よりも先に必要なことは、まずは証拠を探すことが一番重要かと思います。

相手が有責配偶者となれば、相手側からすぐには離婚はできません。証拠さえ掴んでおけば、自分は離婚したいと思った時、自分のタイミングで動くことができます。

 

しかし、浮気されているかもしれない、何かおかしいと気づいた時、怒りや辛さ、ずっと騙されていたのかもしれないという絶望感ですぐには動けない人。怒りや問い詰めたい気持ちが強く、言葉に出して責めてしまう人。どうでいいのでほったらかしにしてしまう人。色んな人がいるかと思います。

 

簡単に証拠が必要と言っても、有責配偶者と証明できるような証拠を掴むのは難しいことでもあります。自分が精神的にどん底の中、証拠を取ることに集中するのも本当にしんどい作業です。しかしそれさえ乗り越えれば、相手より有利な立場に立つことができると思います。

 

自分の今後の人生のために、大事な子供達の生活を守るために、証拠を掴み取ること。これができるかできないかで、今後の人生が変わってくるかもしれません。

 

 

今だから簡単に書いていますが、私は当時、絶望感でいっぱいですぐには動けなったのです。もう少し早く動けていればよかったと思っています。

後悔

現在、モラ夫に婚姻費用をもらって生活しています。

人生こうなってみて本当に後悔しました。

働かなくていいよと言ってくれたモラ夫に甘えすぎていたのです。

いつでも自分一人でも生きていけるように、子供が産まれても仕事を続けたり、手に職をつけたりしていればよかったと思います。

人生は何があるかわかりません。幸せだと思っていた生活が一変することも誰にでもあり得ると思います。

そして、誠実だと思っていた夫も、不倫によってこんなに激変するとは思いもしませんでした。思い返せば結婚生活の中にモラは転がっていたと思うけど、見て見ぬ振りをしていた自分も悪かったと思います。

しかしこうなってみて、八方美人の夫の正体は、モラハラ夫だったのかと落胆しています。

 

13年間どうやってこんなモラ夫と生活していたのか思い出せません。思い出したくありません。そしてまだまだこの2年半ほどのこと、振り返ることが辛いです。

 

夫を頼り、結婚生活を満喫していても、そんな怖いことってないと思います。常に自分で生きていく力が必要だと思います。

 

もしも周りにこんな話があったら、もしも友達がこんな目にあったら、もっと早く気付けていたかもしれないと思います。長くなってきて、当たり前になっていた生活を見直して改善できたかもしれないと思います。

調べればどんどん出てくるような典型的な不倫だったのに。離婚とは無縁だと思っていた自分。

自分の甘さに本当に後悔しています。

 

はじめまして

現在、夫と別居し始めて2年が経ったところです。子供二人と今まで生活していた家で変わらず生活しています。

このブログは記録として、そして同じような方達に少しでも励みになればと思い書いていこうと思います。

よろしくお願いします。