離婚調停2回目〜①
そして残るは離婚調停。
この時すでに別居から1年が経とうとしており、調停をはじめてから、半年がたっていました。モラ夫はその当時、なぜか離婚したいと主張してきませんでした。。
決まったことは別居のままでという結果でした。
私としては、金額で誠意を見せてくれるなら、慰謝料もしっかりと払って償ってくれるなら、もう離婚してもいいかもしれないと思っていました。相手の言動など、おかしいと思うことばかりで、もう調停にも疲れていました。
モラ夫に対して、そんな人だったんだという呆れや、不信感、そんな人と結婚していたんだと後悔していました。
そして、もう慰謝料を払ってもらえないのかもしれないと不安しかありませんでした。
調停員の方も、まだまだ子供も小さいしと説得してくれているようでした。
私の弁護士さんが、離婚に前向きではありませんが、こちらが希望の金額を払ってもらえたら離婚の方向で考えますとも伝えましたが、別居のままでいいとの返事。
こちらも弁護士費用を払っているため、このまま進めて決めてしまいたいという思いと、しばらくこのままでもいいのか、という思いが常に交差していて、考えれば考えるほどわからなくなってきました。
でもわからない時こそ、現状維持でいいのだと思います。無理して前に進まなくても、ゆっくり考えればいいのだと思います。
また、モラ夫から少しでも誠意がみれたり、十分な金額の提示があれば、考え方も変わっていたと思うし、この時離婚に向けて動けたのではないかと思います。
結局、しばらくは別居のままでという結論に至りました。
わたしの2022年
今年も終わろうとしていますが、私にとって2022年はここ近年の中でもとても穏やかに過ごせた1年でした。
そしていくつになっても学ぶということの大切さを実感した1年でした。
モラ夫と離れて暮らすようになって、自分の体調も少しずつですが良くなってきた気がします。
モラ夫との連絡のやりとりや会話でさえ、今まで気づかないうちにストレスとなって積み重なっていたのだと思います。それに気づき、2年ほど前から直接連絡を取ることもやめました。体調が良くないとだんだん不安になり、何事もうまく進まず、焦ってしまったり、一人で子供をみないとというプレッシャーも大きいです。そんな日々が少なくなってきたことは本当に良かったと思います。
そして何より子供達の成長はとても大きいです。
重い荷物を持ってくれたり、休みの日には自分から朝食を用意してくれたり、料理を教えてほしいと手伝ってくれたりします。上の子は、下の子に対して、注意してくれたりお父さん代わりのようなこともしてくれます。
男の子2人ですがとても優しい子に育っています。
そんな2人の普段の成長を見れないモラ夫に心底同情します。
普段から父親がいないことですごく寂しい思いをさせていて申し訳ないと思います。
でも、最近は自分自身が楽しく過ごしていればいいのかなと思い、できるだけ笑顔で振る舞うようにしています。
2人とも習い事や部活に勉強、日々頑張っています。そんな姿を見て、私も何か頑張らなきゃと励まされます。
今年は昔挑戦して一度落ちてしまった資格を無事に取得でき、また別の資格取得に向けて勉強中です。諦めずに最後までやり切りたいと思います。
不思議なことに、何かに取り組んでないと、自分がダメになるのではないかと思うようになり、日々勉強しないとと考えるようになりました。
3年前はただの専業主婦だった自分。元々、考えることは家族のことばかりで、自分のことなど何も考えていなかったです。まさかこんなに変われるとは思いもしませんでした。
考え方そのものが変わったし、ものの見方も変わりました。
そして周りの友達や付き合う人も変化しました。日々努力している、尊敬できる友達と多く付き合うようになりました。
今は自分を高めていくことがとても楽しいです。
もちろん子供のことが一番大事ですが、自分の人生。まだまだこれからだと思います。
不倫や別居がこんなにも自分をいい方向に変えてくれたかと思うと、考え方によっては自分にとってプラスになる体験だったんだと、今では思います。
来年もさらに良い年になりますように。目標を持って頑張りたいと思います。
離婚調停・面会調停2回目〜①
婚姻費用の即時抗告も却下され、少し諦めたのか、引き続き行われた面会調停では、あっさりと月に一度の面会という大まかなことしか決まりませんでした。
面会の仕方はその都度子の福祉を考え、協議して決めるということでした。
面会交流とは
面会交流とは、離婚後又は別居中に子供を養育・監護していない方の親が子どもと面会交流を行うことです。
面会についてはまずは父母が話し合って決めることになりますが、話し合いがまとまらない場合や話し合いができない場合には、家庭裁判所に調停又は審判の申立てをして、面会交流に関する取り決めを求めることができます。
月に何回会いたいか希望したり、時間や宿泊を伴うのかも決めることができます。
子が幼なかったら面会に同伴しなければならないこともあると思います。
親権をお互いが取りたくて揉めている場合、子の連れ去りなど危惧して調停を通してしっかりとした細かいことまで決めることも可能だそうです。
子どもとの面会交流は、子どもの健全な成長を助けるようなものである必要があるので、調停手続きでは、子どもの年齢、性別、性格、就学の有無、生活リズム、生活環境等を考えて、子供に精神的な負担をかけるようなことのないように十分配慮して、子どもの意向を尊重した取り決めができるように話し合いが進められます。また、面会交流の取り決めに際しては、面会等を行う際に父母が注意する必要のある事項について裁判所側から助言したりします。
話し合いがまとまらず、調停が不成立になった場合には自動的に審判手続となり、裁判官が一切の事情を考慮して、審判をすることになります。
離婚のことで揉めてうまく話し合えない場合や、離婚後も子供のことについて話せない場合、相手と連絡が取れない場合など、裁判所を通して調停を申し立てることはとても有効だと思います。
モラ夫は不倫してからというもの、すっかり子供に興味がないため、こだわりもなく、簡単な基本の決まりが決まっただけでした。
都合が悪ければ子供と会おうとしない人に変わってしまったからです。
子供にたくさん会わせてほしい、親権を取りたい、子供のことはちゃんとみていきたいとか、当たり前のことですが、それくらいの熱意を見せてほしかった。
こちらから、子供に関してはちゃんと関わってほしい、子供からの要望はちゃんと誠意を持って対応してほしいと主張しました。
何のための調停なのか、モラ夫にうまく伝わっているのかはわかりませんでした。
別居中の子供の面会
モラ夫に子供を会わせる時、とてもしんどくなります。
子供は小学生と中学生なので、連絡も子供だけで取れるし、自分は会うわけではないのに精神的にきついです。
本心は会わせたくない。
でも夫婦関係と親子関係は別だと考えています。子供が仲良くしたいのであればそれを親の都合で壊すのはおかしいと考えています。
自分の気持ちだけを優先させると会わせたくないし関わりたくない。自分も精神的にしんどくなりたくない。でも子供は…と堂々巡りです。
相手に全く会わせていない方もいると思いますし、背景には様々な問題があるので一概には言えませんが、離れて暮らす親にとっても子供と関わらせることによって、養育費を出さなければいけない責任感など感じてもらえるといいと思います。子供の成長をみることによって、いい方向へ意識も変わっていくかもしれません。
特にモラハラ気質の人は、子供に会えていないと、子供のためお金を出そうという気持ちなどがどんどん薄れていくのではないかと思います。
会えていなくてもたくさんの愛情を持っていて、子供にかかる教育費も出してあげたいと考えれて、会わせてほしいと心から願っている方もたくさんみえると思います。それはきっと当たり前なことですが、私からするとすごく素敵なことに思えるのです。
最近は、モラ夫に子供を預けることによって、自分の時間が持てること。その時間が必要だし、楽しむために利用するくらいの気持ちでいると、以前よりは楽になりました。
子供のためにうまくやっていくためにはどうしたらいいか、自分の一番楽な方法は何か、これは離婚後も悩み続けていくのだろうと思いました。
婚姻費用の不服申立て〜即時抗告とは〜
せっかく審判で婚姻費用が決まったのに、モラ夫はその金額に納得できず、自分のやったことも棚に上げて不服申立てをしてきました。
自分なりに、婚姻費用の即時抗告について調べてみることにしました。
「婚姻費用(養育費)の審判が出されて,その金額に不服があるという場合には,高等裁判所に即時抗告(不服申立て)することができます(抗告状の提出先は,審判をした家庭裁判所に提出)。
審判がおりてから、2週間以内に申立てをすると、高等裁判所に審理をしてもらうことができるということです。しかし最初の審判(原審判)より不利な結果が出る可能性もあります。そのため、即時抗告するかどうかは、十分に検討することが大切です。
ただし,即時抗告の申立てができる事件は法律によって決められていますので,全部の事件について即時抗告の申立てができるわけではありません。」
申立てた後の流れ
「家庭裁判所は、即時抗告が申し立てられると、審理の記録を高等裁判所に送ります。次に高等裁判所が原審判を検討し、相手方にも答弁書(反論の文書)を提出する機会が与えられます。高等裁判所が、再審理が必要と判断したら審理終結日(高等裁判所が審判を下す日の2週間前の日付)を当事者に通知します。
この期限を過ぎたあとには提出した資料は、審判に考慮されなくなります。また、審問期日は開かれないのが一般的となっています。」
高等裁判所でもう一度この事件について、審理してもらうということです。
相手の言い分は、コロナの影響で年収がさがっている、私が最低でも年収100万は稼げるのではないかなどでした。
ずっと専業主婦で持病もあるため、そんなに稼いだことは結婚してから一度もありません。
持病があるので体調をくずしてばかりなのも一番よくわかっているはずなのに、本当腹立たしい気持ちになりました。
心配だったのは、婚姻費用の調停のため、相手が不倫をして出ていったことなど有責配偶者であることを、考慮されないのではないかということでした。
不安になりながら弁護士さんからの連絡を待つしかありませんでした。
離婚調停・面会調停〜②
前回からの続きです。
モラ夫、審判の結果に不服申し立てをしていました。
調停員から、引き続き仮の婚姻費用を払ってもらってください。と言われました。
決まったと思っていた婚姻費用。またやり直すことに。。
とても落ち込んだと同時に腹立たしく思いました。
単純に、そんなに払いたくないのかとショックもありました。
弁護士さんも、そこで初めて知らされた不服申立て。しかし、全て対応するので大丈夫ですと心強い言葉をかけてくれました。
審判に引き続き、不服申し立て。私には知識もなく、不安しかありませんでした。でも弁護士さんがいて本当によかったと思いました。